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(135)醸造用タンク-神鋼環境ソリューション 灘五郷の伝統の味演出

2013.06.12
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神鋼環境ソリューションの醸造用タンク。ベトナムに今秋、海外初の工場稼働も決まり「将来は現地市場も開拓したい」と、今中照雄執行役員=兵庫県播磨町新島、同社播磨製作所

神鋼環境ソリューションの醸造用タンク。ベトナムに今秋、海外初の工場稼働も決まり「将来は現地市場も開拓したい」と、今中照雄執行役員=兵庫県播磨町新島、同社播磨製作所

 大物は高さ18メートル、幅3・5メートル、容量16万5千リットル。灘五郷はじめ清酒、ビール、しょうゆと、幅広い食品工場で存在感を示すのが醸造用タンクだ。神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)は、60年余り手掛ける最大手。「何万基造ったか記録がない。丈夫で、私より年上のタンクはざら」。執行役員播磨製作所長今中照雄さん(51)が笑う。

 戦後、金属の表面にガラス層を焼き付ける琺瑯(ほうろう)製品を手掛けるうち、酒蔵からタンクの修理や製造を頼まれ、より耐食性に優れた「グラスライニング」技術を導入。タンクの大型化に対応する設備を整えた。1950~70年代には清酒やビールの消費が伸び、多いときは1日20基も造った。

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