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ひょうごのロングセラー

(155)炭酸煎餅-三ツ森 温泉土産に限定し人気

2013.12.11
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職人が手焼きする炭酸煎餅。熟練の技で手早くはがされていく=神戸市北区有馬町

職人が手焼きする炭酸煎餅。熟練の技で手早くはがされていく=神戸市北区有馬町

 有馬温泉(神戸市北区)の土産といえば、まずこれ。薄く軽く、ほんのり甘い。次の手が伸びるのを止められない。製造販売する三ツ森(同)は、一部店舗で製造風景を公開。5台ある鉄板の型に、次々と生地を流し込んではプレスし、30秒ほどで手早くはがしていく。

 炭酸煎餅(せんべい)ができたのは百年以上前の明治40(1907)年ごろ。現社長の弓削敏行さん(70)の母の伯父で、貸本屋をやっていたとされる三津繁松が、薬効が確認された有馬の炭酸泉を使った名物食品として開発した。その際、蘭医・緒方洪庵の次男で有馬をよく訪れていた当時の大阪慈恵病院院長、緒方惟準(これよし)のアドバイスを受けた。当初は離乳食や老人食として同病院に採用されていたという。

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