ひょうごのロングセラー
(192)立体駐車場-新明和工業 被災地企業の工夫随所
駅前、ホテル、マンション…。機械式の立体駐車場(立駐)は、狭い日本で空間の有効活用に欠かせない。新明和工業(宝塚市)はタワー型立駐で国内シェア2位を誇る。
業界団体の立体駐車場工業会(東京都)によると、立駐は1929(昭和4)年に大阪市の角利吉氏が原型となる装置を発明。当時はまだ車が少なく、実用化には至らなかったが、戦後の高度経済成長期に入るとマイカーが急増。立駐の需要も生まれ、60年に東京で第1号機が設置された。
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