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(198)バウムクーヘンオーブン-不二商会 日本人好みの食感実現

2015.09.30
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バウムクーヘン専用オーブンのショールームがある工場内。商品を紹介する藤波哲也社長=神戸市兵庫区高松町2、不二商会

バウムクーヘン専用オーブンのショールームがある工場内。商品を紹介する藤波哲也社長=神戸市兵庫区高松町2、不二商会

 ドイツ発祥の菓子バウムクーヘンは今や、日本の洋菓子店に欠かせない定番商品の一つだ。樹木の年輪のように生地を均一に自動で焼き上げる専用オーブンを、不二商会(神戸市兵庫区)が開発したのは半世紀近く前のこと。社長の藤波哲也さん(53)は背丈を超す重厚なオーブンに触れながら「最近は訪日外国人が増え、日本のスイーツは世界から注目が集まってるんですよ」と胸を張る。

 会長で父の勝也さん(82)が、和菓子の製菓機器の販売で創業したのは1967(昭和42)年。翌年、自前の商品を持とうと、日持ちがして贈答にもなるバウムクーヘンに目を付け、専用オーブンの開発を始めた。何度も改良を重ね、2枚のシャッターを使って水分を閉じ込めて焼き上げる技術で特許を取得。柔らかくしっとりした食感は本場ドイツのとは異なり、「ソフトクーヘン」と呼ばれる日本人の好みに合致した。

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