6日午後4時20分ごろ、神戸市中央区元町通2の木造3階建てビル(延べ約120平方メートル)から「炎が出ている」と119番があった。2、3階の計約80平方メートルを焼いて約2時間後に消え、けが人はなかった。
生田署などによるとビルは1階が化粧品などの販売店、2階がエステサロン、3階が物置に使われているが、この日は休業日で無人だったといい、原因を調べる。
現場は神戸元町商店街からすぐ南の路地。近くの南京町では中国の旧正月を祝う春節祭が開かれ、週末の買い物客らでにぎわう中、アーケード内に消防車が入るなど一時騒然とした。
近くの青果店の男性店長(59)は「だんだん焦げ臭くなってきて、現場を見ようとする100人近くの人だかりもできてきた」。会社員の男性(26)は「買い物で通りがかったらたくさんの消防車に驚いた。すぐそばに知り合いの店があるので心配」と不安そうに話した。