「第72回姫路お城まつり」の2日目を迎えた21日、世界文化遺産・国宝姫路城前(兵庫県姫路市本町)から続く大手前通りでは、3年ぶりにパレードが開かれた。「姫路大名行列」に先立ち、各団体が歌や踊りを披露しながら行進。大手前公園のステージとともに祭りに花を添え、多くの人の前で歌って踊れる喜びを分かち合った。(山本 晃)
大手前公園のステージでは朝から第54代「姫路お城の女王」の発表があり、新女王が一人ずつ「姫路の魅力を発信したい」などと抱負を語った。オープンカーに乗った新女王3人は、沿道に手を振りながら進み、パレードを先導した。
続いて市内外の約30団体が順に登場。チアリーディングを披露した高岡小5年の女子児童(10)と英賀保小5年の女子児童は「緊張したけれど、気持ちよく発表できた」と笑顔。沖縄の伝統芸能「エイサー」で会場を沸かせたグループの一人(68)=高砂市=は「3年ぶりの大手前通り。沿道から多くの拍手をもらえて踊りがいがあった」と汗を拭った。
夕方には8団体が参加した「総踊り」もあり、にぎやかに締めくくった。