徳川家康の孫で、姫路城ゆかりの千姫の魅力を発信するイベントが10月23日、兵庫県姫路市神屋町のアクリエひめじで開かれる。日本史に詳しいタレントの松村邦洋さんらによるトークセッションや、書写山円教寺の大樹玄承(おおきけんじょう)住職の講演会などがある。市観光課が9月30日まで観覧者を募っている。
千姫は後に姫路城主となる本多忠政の息子忠刻(ただとき)に嫁ぎ、姫路城で約10年の結婚生活を送ったとされる。姫路市は昨年10月、ゆかりのある茨城県常総市、三重県桑名市と「大河ドラマ『千姫』誘致の会」を設立。今年1月にはNHKに要望書を提出した。
イベントでは大樹住職が「円教寺と本多家」と題して講演。トークセッションは、市民グループ「姫路千姫顕彰会」の黒田美江子会長が松村さんと登壇し、千姫の人物像や姫路での足跡などを伝える。
午後2時半~5時。無料。定員300人で、応募多数の場合は抽選。往復はがきで市観光課に申し込む(1通で2人まで)。
市観光課TEL079・221・1520
(田中宏樹)