囲碁の第45期天元戦5番勝負の第5局は18日午前9時から徳島市の徳島グランヴィリオホテルで打たれ、午後5時36分、井山裕太天元(30)=棋聖、本因坊=が挑戦者の許家元八段(21)に234手までで白番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で5連覇を達成、名誉天元の資格を得た。
2年連続でフルセットを制し、天元獲得は通算8期。名誉称号は本因坊、碁聖、棋聖に加えて四つ目となり、歴代単独最多となった。今年は4月に十段、11月に王座を失って五冠から三冠に後退したが、天元を防衛して踏みとどまった。
許は天元獲得の最年少記録がかかっていたが、更新はならなかった。
【いやま・ゆうた】1989年、大阪府東大阪市生まれ。石井邦生九段門下。12歳でプロ入りし、史上最年少の20歳で名人獲得。2016年、史上初の七冠同時制覇を果たし、17年、2度目の七冠同時制覇を達成。七大タイトル通算獲得数は46期。
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