兵庫県は29日、休業要請を6月1日に全面解除するライブハウスやスポーツジムなどの施設について、新型コロナウイルスの感染防止策を示した独自のガイドラインを策定した。接客を伴うスナックなどについては、身体的な接触を避け、対面しないよう互い違いや、横並びに間隔を空けて座るよう求めた。
県はクラスター(感染者集団)が発生した業種や類似施設に、5月末までの休業を要請。再開には、業界団体などのガイドラインに沿った感染防止策の徹底を条件としているが、一部の業界には指針がないため、県が設けた。
ガイドラインではまず共通の措置として、手指の消毒設備の設置▽マスク着用▽テーブルの消毒-などを列挙。その上でライブハウスは、利用客が大声で歌うのを控える項目を盛り込んだ。
スポーツジムは、ランニングマシンの間隔を2メートル以上空けることなどを、またカラオケ店は、利用客が1回使う度にマイクを消毒することを挙げた。キャバレーなどには、回し飲みを避けることを求めている。
ガイドラインは業界団体に通知したほか、県のホームページでも公表している。(藤井伸哉)
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