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加藤桃子女流三段(手前)に連勝した里見香奈女流王位=9日午後、大阪市福島区、関西将棋会館
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加藤桃子女流三段(手前)に連勝した里見香奈女流王位=9日午後、大阪市福島区、関西将棋会館

 将棋の里見香奈女流王位(28)=清麗、女流名人、倉敷藤花=に加藤桃子女流三段(25)が挑戦する第31期女流王位戦5番勝負の第2局が9日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、午後3時50分、後手番の里見が110手で勝った。連勝した里見は、タイトル防衛まであと1勝とした。

 持ち時間各4時間のうち残りは加藤21分、里見2時間29分。第3局は17日、関西将棋会館で行われる。

 戦型は加藤の居飛車穴熊、里見の中飛車で、第1局と同じになった。里見の3五歩(40手目)で開戦し、加藤は飛車を切るなど激しい攻めで迫った。里見は6六桂(66手目)から反撃。その後も加藤は攻めを続けたが、里見は丁寧な守りで受け止めた。最後は里見の8九竜(102手目)から、相手玉を即詰みに討ち取った。

 立会人の中田功八段は「加藤女流三段は決断が速く、踏み込みが良かった。里見女流王位も攻めと守りのバランスが見事で、両者の持ち味が出た対局だった。第3局もはらはらする将棋になりそうだ」と話した。

【里見香奈女流王位の話】序盤から激しい変化になった。6四角上(51手目)と一気に攻められたところは難しく、神経を使っていたが、これで悪かったら仕方ないと思っていた。7七歩(84手目)と攻めていって良くなったのでは、と感じた。

【加藤桃子女流三段の話】6四同角成(53手目)から金をはがして攻めたものの、その後の構想が難しかった。7四歩(61手目)から7六金(63手目)としたのがどうだったか。6六桂(66手目)から8四金(70手目)と打たれ、うまい攻めが見えなかった。

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