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誤りが発覚した路面標示。本来は直進可能なのに右折を指示する矢印が書かれている=21日午後、加古川市加古川町寺家町
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誤りが発覚した路面標示。本来は直進可能なのに右折を指示する矢印が書かれている=21日午後、加古川市加古川町寺家町

 兵庫県加古川市の交差点の路面に、本来は直進可能なのに直進を禁止する誤った標示があり、同県警が道交法の指定通行区分違反で少なくとも2人に違反切符を交付していたことが21日、分かった。標示は最長で15年間、誤っていた可能性がある。県警は反則金を還付し、違反点数を取り消す。

 県警交通規制課によると、加古川市加古川町寺家町の県道の「小門口南」交差点で、3車線の一番右の車線に、右折を指示する白い矢印が書かれ、直進できないように標示されていた。

 だが今月、市民から問い合わせを受けて調べたところ、県公安委員会が2004年11月に規制内容について「直進と右折が可能」と承認していたことが判明した。調査可能な過去5年の記録では今年6月、2人に違反切符を交付していた。

 標示や標識は県公安委が規制内容を認めて効力が発生する。路面標示は薄れたり、工事で路面を掘ったりした際などに書き直すことがあるが、いつから誤っていたかは不明という。

 問題を受け、県警は同様の標示がある交差点4千カ所超の調査を開始。加古川市平岡町新在家の交差点では、標示された規制内容が県公安委の承認を受けていないことが判明した。16年に1人が取り締まりを受けていた。

 

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