新党合流に伴う国民民主党の解党で同党兵庫県連が11日、解散した。現時点で、県連から合流新党に参加するのは次期衆院選の立候補予定者1人だけで、他の立候補予定者や地方議員は不参加か未定としている。
衆院選の立候補予定者では、兵庫2区の船川治郎氏が合流新党へ。3区の佐藤泰樹氏と12区の池畑浩太朗氏が不参加の意向を示し、1区の井坂信彦氏は未定としている。地方議員では、川西市議3人、尼崎市議と猪名川町議の各1人が不参加。県議4人、神戸市議3人、三田市議1人は未定。
神戸市内で会見した県連代表の向山好一県議は、不参加の衆院候補について「合流新党と協力し、統一候補として戦っていくことに変わりはない」と述べた。一方、合流新党の党名が「立憲民主党」に決まったことについて「大同団結して大きな塊になるべきだったし、もっと寛大に決めてほしかった」と述べた。
不参加の議員らは当面無所属で活動するという。(長谷部崇)