冬型の気圧配置が強まった影響で、兵庫県内は15日朝、広い範囲で厳しい冷え込みとなった。北部の但馬地方全域で積雪が見られた。
神戸地方気象台によると、同日朝の最低気温は上郡で県内で最も低い氷点下2・7度を観測。西脇で同2・3度、豊岡0・5度、神戸2・9度、姫路0・9度まで下がり、20の観測地点のうち14地点で今季最低となった。
豊岡市の城崎温泉街では、14日夜から断続的に雪が降り続き、朝には一面の雪景色に。街角では浴衣に丹前を羽織り、長靴を履いて外湯巡りに出かける観光客や、雪遊びを楽しむ児童の姿があった。
神戸・元町では通勤する人々が寒さに肩を縮こまらせ、上着の首元を抑えて足早に職場に向かっていた。(阿部江利、鈴木雅之)