７月２０日に任期満了を迎える兵庫県上郡町長選で、元衆院議員秘書の琴川邦寛氏（６６）＝同町船坂＝が２３日、無所属で立候補することを表明した。前回選に続く２度目の挑戦となる。

　琴川氏は淳心学院中学、高校を卒業後、早大法学部を中退。生命保険会社を定年退職後、２０１５年から１７年まで中高時代の同級生だった山口壮衆院議員（兵庫１２区）の秘書を務めた。１７年夏の上郡町長選に立候補し、落選した。

　琴川氏は少子高齢化が進む同町の現状を踏まえ、「高齢者と子どもたちの交流を生み出し、安心して住める町をつくる。町の存在感を高めたい」と強調。医療や福祉の充実に力点を置く考えを示した。

　同町長選で立候補を表明したのは、現職の遠山寛氏（７２）に続いて２人目。（伊藤大介）