新型コロナウイルスの新規感染者が14日、初めて500人を超えた兵庫県。これまでに襲った四つの波を比べると、現在の「第4波」は3月以降の1カ月半という短期間ながら、既に1日の陽性者や入院患者などで、秋冬4カ月間の「第3波」のピーク時を上回っている。感染力が強いとされる変異株が猛威を振るう現状を示しているとみられる。
県内では昨年3月に感染者が初めて確認されてからの1年間では、第3波が陽性者や死者などで突出していた。だが今月の感染急拡大に伴い、1週間の陽性者の1日平均や入院患者、重症者が、連日過去最多を更新。1日当たりの新規感染者のピークも、第3波の最大だった324人を大幅に上回った。
(井川朋宏)