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緊急事態宣言が解除されて初の週末を迎えた有馬温泉街。行楽客らが行き交った=26日午後、神戸市北区有馬町(撮影・鈴木雅之)
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緊急事態宣言が解除されて初の週末を迎えた有馬温泉街。行楽客らが行き交った=26日午後、神戸市北区有馬町(撮影・鈴木雅之)
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緊急事態宣言が解除されて初の週末を迎えた有馬温泉街。行楽客らが行き交った=26日午後、神戸市北区有馬町(撮影・鈴木雅之)

 新型コロナウイルス緊急事態宣言が解除され、初の週末を迎えた大阪の繁華街では26日、酒類を午後7時まで提供できるようになり、酔いを楽しむ客の姿が戻ってきた。これに対し、阪神間など一部地域で土日祝日に限って、酒類提供の禁止が続く兵庫県では飲食店から「きつい」と嘆きが漏れる。その一方で県内の観光地などはにぎわいを見せつつある。

 大阪市中央区の繁華街・ミナミでは「まん延防止等重点措置」が続く中、酔客の姿が目立った。立ち飲み屋を切り盛りする女性(82)は21日に営業を再開。「お酒を提供できるようになって本当に良かった。常連客の顔も久々に見られて、うれしい」と安堵の表情だった。

 神戸市中央区のJR三ノ宮駅周辺の飲食店街も人出が少し戻った様子。ただ、この日は酒類を出す飲食店から嘆く声が漏れた。

 20代の居酒屋店主は「あー、また3人組が引き返していった」。酒類の提供は平日のみと書いた入り口の張り紙を見て、きびすを返す人が後を絶たないという。「平日は時短で客が入らない。早い時間から人が出歩く週末は酒が出せない。土日は休業したほうがいいかも」と声を落とした。

 同市北区の有馬温泉では日中のにぎわいが見られた。同温泉観光協会の金井啓修会長(66)によると、人出は宣言が出る前の水準に近い状況という。「そこそこ、という印象。まずは近場で昼間、日帰りの飲食からという雰囲気」と金井さん。夏休み期間は宿泊の予約が入り始めたという。

 同協会は21日から、会員のホテルや旅館の従業員らにワクチンの職場接種を始めている。「旅行や宿泊を考える人が増え始めると思うので、受け入れ態勢を万全にしておきたい」と話した。

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