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非常勤講師が児童の頬を平手打ち 子どもアンケートで判明 尼崎市、体罰に認定

2021/07/21 20:02

 兵庫県尼崎市は21日、市立小学校で2019年9月、非常勤講師が児童の頬をたたいた事案があり、体罰に認定したと発表した。市内の全市立小中高校と特別支援学校の児童生徒を対象とした調査で判明したとしている。

 市によると、非常勤講師は児童が反抗したため平手打ちをしたという。けがはなく、講師は校長(当時)から厳重注意処分を受けた。校長も市教育委員会への報告を怠ったとして厳重注意処分となった。

 調査は市立尼崎高校での体罰問題を受け、性的被害を含めた「子どもの人権アンケート」として昨年10月に実施。児童生徒が匿名で記入、郵送する方式で、計5193人から回答があった。体罰以外にも「不満を示す児童からの発言にかっとなり、胸ぐらをつかんだ」などの不適切な行為があったという。

 稲村和美市長は「大変遺憾なこと。教育現場の意識と行動を変え、子どもの人権を守るため粘り強く取り組む」とし、毎秋調査を実施する姿勢を示した。(竹本拓也)

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