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芦屋市立精道小学校で開かれた採火式。市民から募ったメッセージの紙などを燃やした火がランタンに移された=12日午後、芦屋市精道町(撮影・秋山亮太)
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芦屋市立精道小学校で開かれた採火式。市民から募ったメッセージの紙などを燃やした火がランタンに移された=12日午後、芦屋市精道町(撮影・秋山亮太)

 東京パラリンピックの聖火の「採火式」が12日、東京都などを除く43道府県の市町村で始まった。兵庫県内では16日までに37市町で実施され、分火も含めた全41市町の火が同日、神戸総合運動公園陸上競技場(神戸市須磨区)に集結。「兵庫県の火」として一つになり、東京に送り出される。

 芦屋市では市立精道小学校で採火式が行われた。県立芦屋高校の書道部員らが縦4メートル、横8メートルの紙に「共生のまち芦屋 あしやの火 未来へつなごう」と大書するパフォーマンスを披露。続いて伊藤舞市長らが火起こし器で木をこすり合わせると、「ついた、ついた」と歓声が響いた。

 たき火台に移した種火の上には、市民から募った「みんなが生き生きできる街」など共生社会の実現を願うメッセージを墨書した紙片を投入。大きくなった炎をランタンに採火した。

 芦屋高書道部長の野妻綾さん(17)は「コロナ禍で書道ができない時期もあった3年間の思いを込めて書いた。自分たちの火が届いてパラリンピックが成功してほしい」と笑顔を見せた。

 兵庫県などによると、12日は県内15市町で採火式が行われた。西脇市など6市町は太陽光を使う予定だったが、悪天候のため事前に採火した種火を使うなどしたという。(村上貴浩、古根川淳也)

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