9月に開催予定だった「豊岡演劇祭2021」の全面中止を受け、フェスティバルディレクターで劇作家の平田オリザさんが19日、コメントを発表した。平田さんは政府の新型コロナウイルス感染予防策として「府県をまたいでの移動の自粛が強く要請されていることを考慮した」などと説明。その一方で「多くの演劇人の発表の機会が失われたことは慚愧の念に堪えない」とし、感染防止対策と表現の場を守ることとの間で揺れた心情を記している。
同演劇祭は、新型コロナウイルス感染拡大による兵庫県への緊急事態宣言発令決定に伴い、18日、実行委員会が全面中止を発表した。平田さんはコメントで、混乱を避けるためにすべての演目をいったん中止にし、チケットの払い戻しに応じるとした。また、公式プログラムに参加予定だった団体などにはこれまでにかかった費用を補償し、今後の活動に支障が出ないよう支援を検討するという。
これまで「観光やまちづくりと深くリンクし、多くの人々を県外から呼び込むことを大きな目的の一つとして準備を進めてきた」と平田さん。感染予防のために人の移動の抑制などが求められる中、「但馬地域は比較的感染者が少ないからこそ外からの人流に一層の配慮が必要である」ことなどを挙げ、討議や検討を重ねた上で中止を判断したとした。
一方で、「表現の場はできる限り開かれているべき」とも。理由として「表現の自由は可能な限り保証されるべきで、軽々に表現の場を閉ざすことは未来に禍根を残す」「特に若い表現者にとって、将来に大きな影響を与える可能性がある」などと指摘した。
その上で「演劇祭の灯をたやさないためにも、何らかの形で、但馬地域限定で上演できる演目やオンライン上演も模索していく」といい、時期をずらして自主公演などを検討する団体には、実行委でも間接的な支援をする考えを示した。
演劇祭は昨年から本格開催。但馬地域限定での開催も検討したが、県境を越えた集客が難しい中では採算が合わず、開催を断念した。今年は豊岡市のほか養父市、香美町にも会場を広げ、約50団体が約45会場で作品を発表する予定だった。
開幕直前での中止決定となったが、平田さんは「それでも私たちは、芸術家の強い想像力を持って、前を向いて進みたい」としている。(阿部江利)
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