兵庫県姫路市で25日に開幕する世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の年次総会を前に、同市は24日、世界文化遺産・国宝姫路城(同市本町)で参加国の歓迎式典を開いた。同城が白鷺城と呼ばれることにちなみ、市民が手作りした折り紙のシラサギを束ねた「千羽鷺」を各国の大臣らに贈り、総会の成功を誓った。
同事務局にはアジア太平洋地域の37の国と地域が加盟。年次総会の国内開催は2002年の京都市以来、19年ぶりとなる。今回は新型コロナウイルス禍を踏まえ、現地参加とオンライン会議を併用するハイブリッド方式を採用し、期間中に姫路には5カ国の関係者が訪れる。
この日の式典にはオーストラリアとラオス、マレーシアの担当大臣ら計12人が参加した。清元秀泰・姫路市長は「コロナなどの課題に対する活発な議論に期待したい」とあいさつ。後藤茂之・厚生労働相は「(総会での)議論を共有し、世界の保健活動に貢献することを願う」と呼び掛けた。
年次総会は29日まで、同市神屋町のアクリエひめじで開かれる。新型コロナや結核への対応などをテーマとし、加盟国が圏域内の保健水準の向上を目指して議論する。(田中宏樹、村上晃宏)









