大阪市北区の雑居ビルで24人が死亡した火災を受け、神戸や西宮、加古川市などの消防機関が20日、管内の雑居ビルへの緊急立ち入り検査を始めた。
事件のあったビルと同じ、3階以上や地下を不特定多数が利用し、屋内階段が1カ所しかない建物に限って点検する。
神戸市では約750棟が対象。三宮の9階建てビルでは、同市消防局の職員ら5人が、放水に使う「連結送水管」などの防火設備が正常に使えるかや、避難経路となる階段や廊下に物が置かれていないかなどをチェックした。2カ月かけて対象の建物すべてを確認する。(小谷千穂)









