姫路城で約10年の結婚生活を送った徳川家康の孫・千姫のNHK大河ドラマ化を目指し、兵庫・姫路などゆかりの地の3市長が18日、東京・渋谷のNHK放送局を訪れ、要望書を提出した。
7歳で豊臣秀頼に嫁いだ千姫は、大坂夏の陣で秀頼と死別した。後に姫路城主となる本多忠政の息子忠刻に嫁いだが、死別した。波乱の生涯はたびたび映画、ドラマ化されたが、大河ドラマの主人公に取り上げられたことはない。そこで、姫路市と茨城県常総市、三重県桑名市が昨年10月、「大河ドラマ『千姫』誘致の会」を設立した。
この日は、3市長がNHKの若泉久朗理事らと面談。「女性活躍を推進する現代に通じるものがあり、大河ドラマの主人公としてふさわしい」などとする要望書を手渡した。
若泉理事は「時代のリーダーを描く大河ドラマでは女性の主人公が少ない。千姫の人生はドラマチック。慎重に検討する」と応じた。清元秀泰姫路市長は面談後「3市の連携を進め、大河ドラマ化の実現へ機運を盛り上げたい」と話した。(西井由比子)









