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斎藤元彦知事
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斎藤元彦知事

 兵庫県は28日、新たに過去最多の4342人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前日の4302人を40人上回り、4日連続で最多を更新。病床使用率(28日午前0時時点)は「第6波」で初めて60%に達した。これを受けて斎藤元彦知事は、比較的症状の軽い入院患者を宿泊療養施設に移す考えを示した。

 県内の入院患者は前日より50人増えて851人。うち重症者は12人で、重症病床使用率は8・4%に伸びた。

 第6波で大半を占める軽症・無症状者を自宅療養に移行したため、宿泊療養者は前日比74人減の597人で、宿泊療養施設の使用率は24・7%に低下。一方で、自宅療養者は過去最多の1万9540人に上った。

 こうした状況を踏まえ、斎藤知事は「宿泊療養となる中等症患者でも、妊婦や高齢者、基礎疾患を持つ人らは(大事を取って)入院としていたが、宿泊療養施設に入っていただく段階にきている」と述べた。

 新規感染者は発表自治体別で、神戸市=1294人▽姫路市=368人▽尼崎市=588人▽西宮市=768人▽明石市=196人▽県所管分=1128人。県所管分で3件の取り下げがあり、累計感染者数は11万8650人となった。

 神戸、西宮市と県所管分で高齢者ら計5人の死亡が判明し、県内累計死者数は1412人となった。

 県は新たに2件のクラスター(感染者集団)を公表。龍野健康福祉事務所管内の小学校で児童6人の陽性が判明し、赤穂健康福祉事務所管内の高齢者福祉施設で入所者と職員計5人の感染が確認された。

(大島光貴)

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