神戸・阪神間を中心に兵庫県内で、患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が急増している。神戸市内では1月上旬から下旬にかけて件数が4倍近くに跳ね上がり、阪神間でも伸び続けている。同市消防局は、心疾患などで救急需要が高まる冬場に、新型コロナウイルスの感染拡大で医療現場の逼迫が重なったのが一因とみている。(大橋凜太郎)
1月20日夜、神戸市内で高齢の男性が自宅で転倒。顔から出血し、救急隊員が駆け付けた。現場で病院との交渉が始まったが、夜間に加え、症状が比較的軽いことなどを理由に、なかなか受け入れ先が決まらない。
1度断られた病院にも、「間を空けたら状況が変わっているかもしれない」と交渉し続けること18回。受け入れ先が決まり、出発したのは2時間半後だった。
消防庁によると、救急搬送困難事案は、受け入れの交渉回数が4回以上で、現場での滞在時間が30分以上のケースを指す。同市内では、1月3~9日の1週間で28件だったのが、次週には54件に増え、24~30日には109件になった。
阪神間の自治体でも傾向は同じだ。尼崎市では3~9日に17件だったのが、24~30日には60件と3倍超に。西宮市でも3~9日の10件から、24~30日の62件まで増えた。
兵庫消防署の川村翔太救急係長は「先月15日あたりから急に病院との調整が難しくなった」。姫路市の消防署内でクラスター(感染者集団)が発生したこともあり、「とにかく自分たちが感染しないように心掛け、体制を維持することに集中している」と話す。
神戸市消防局の新田幸司救急係長は「コロナで救急搬送が急増したわけではない」と強調。救急搬送困難事案が増えた理由の一つとして、感染拡大に伴う医療現場の人手不足や病床の逼迫を挙げ、「脳卒中や心筋梗塞などコロナ以外の救急搬送が多い時期と重なり、結果的に交渉回数と滞在時間が増えた」としている。
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