神戸地方気象台は25日、神戸市のサクラの開花を宣言した。神戸市立王子動物園(同市灘区)にあるソメイヨシノの標本木で、5輪の開花を確認した。
近畿では大阪で23日、京都と和歌山で24日に開花。神戸の開花は平年より2日早く、昨年より1日遅い。
同気象台によると、24日午後の段階ではつぼみだったが、25日は神戸で最高気温17・7度と4月上旬並みとなり、一気に花開いた。5~6輪の花が咲けば開花宣言となる。確認した調査官の松岡政幸さんは「もう1日かかるかと思っていた。今日は暖かかったので一気に進みましたね」と話した。
例年なら約1週間で満開に。同動物園では4月3~5日午後6時~8時半、園内のサクラ約480本をライトアップして無料公開する「夜桜通り抜け」を3年ぶりに開く。同園の担当者は「マスクなど感染対策をして、歩きながら楽しんでほしい」としている。
(上田勇紀)









