西播磨に初夏の訪れを告げる木造舟レース「ペーロン競漕」で使われる新たな4艇が5日、相生市相生6の相生ペーロン海館でお披露目された。長崎からのペーロン伝来100年を記念し、7年ぶりに新調。市民ら約50人が見守る中、こぎ手たちが青空に包まれた相生湾で新艇を走らせた。
ペーロン競漕はこぎ手ら32人が全長約13メートルの舟に乗り込み、速さを競う。毎年5月の「相生ペーロン祭」の目玉イベントで、今年は29日を予定している。
舟は竜をかたどった細長い船首が特徴で、相生には計12艇ある。新調された4艇は11代目に当たり、長崎市の「塚原造船所」が熊本県産のスギで造った。
式典で4艇は引退した8代目から「海龍」「輝龍」「蒼龍」「瑞龍」の名を引き継ぎ、リフトで海へと運び出された。続いて、相生ペーロン協会所属の27チームから選ばれた32人が海龍に乗船。ドラと太鼓を打ち鳴らし、湾内を疾走した。
同協会の田中英彦理事長(62)は「新しい舟を楽しくこぎ、次の100年を担う人たちに魅力を伝えていきたい」と話した。
(地道優樹)









