水産資源の保護や漁業振興を掲げ、今年11月12、13日に兵庫県明石市で開かれる「全国豊かな海づくり大会兵庫大会」のテーマソングが完成した。題名は「いのちをつなぐ碧い海」。「トイレの神様」で知られるシンガー・ソングライター植村花菜さん=川西市出身=が、全国から寄せられた300を超えるフレーズを基に作詞・作曲した。植村さんは「豊かな海の大切さを知ってもらうきっかけになれば」と話す。(森 信弘)
豊かな海ってなんだろう? きれいな海? 澄んだ海?
歌は、こんな問いかけから始まる。
昨年7月、兵庫県出身のアーティストとして実行委員会事務局の県から曲作りの依頼を受けた植村さん。「豊かな海」について教わって驚いたという。「見た目の美しさだけじゃなく、海には大切な知らないことがたくさんあった」
高度成長期、瀬戸内海は工場などの排水で赤潮が頻発した。その後の規制強化で水はきれいになった。だが今度は「栄養塩」と呼ばれる窒素やリンが減り、イカナゴの不漁や養殖ノリの色落ちにつながった。今、栄養塩を適度に増やす取り組みが始まっている。
「海のことだけを考えていてはいけない。山も川も人も、あらゆる生態環境が関わっている」
大会のテーマは「広げよう 碧く豊かな 海づくり」。多くの人に考えてもらおうと、実行委がテーマに沿った歌のフレーズを募ったところ、兵庫や大阪を含む全国の6~81歳から約340件が寄せられた。
植村さんはフレーズをそのまま使ったり、美しい響きの言葉に置き換えたりしながら、なるべく多くの作品を生かした。
みんなで一緒に考えよう ぼくらに出来ることを
4分30秒ほどのメロディーに乗せた歌詞には、命の循環や未来の世代への思いを詰め込んだ。ピアノ伴奏のやさしい曲調。子どもたちが合唱で歌いやすい3部合唱に仕上げた。「大勢で歌う方が美しく響くだろうな」。歌の広がりに期待を寄せる。
現在、米ニューヨークで暮らす植村さん自身も魚は大好きだ。昨年、日本海で初めて海釣りを経験したといい「栄養のある豊かな海じゃないと魚がいなくなってしまう。魚をよく食べる日本人にとっては大事な問題だと思う」と想像を巡らせる。
植村さんは願う。「まず豊かな海づくりとはどういうことかを知ってほしい。一人一人が考えて行動すれば、子どもたちの未来を守ることにつながるはず」
◇
植村さんの歌う曲は同大会ホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」で聴ける。
【全国豊かな海づくり大会】都道府県が毎年、持ち回りで開く。国体などとともに天皇、皇后両陛下の主要な地方公務「四大行幸啓」の一つ。41回目となる兵庫大会は11月13日、明石市民会館や明石港で式典や稚魚の放流、兵庫県内漁船のパレードなどを催す。姫路、淡路市、新温泉町にサテライト会場を設ける。12日から明石市内で関連行事があり、兵庫五国と明石の魅力を発信する。兵庫での開催は1982年に続き2回目。
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