あれっ。上空に目をやると、ほっこりするような「顔」が浮かんでは消える。関西有数のスカイスポーツエリアとして知られる兵庫県丹波市青垣町。顔の正体は空にらせんを描く複数のパラグライダー。“鳥人”たちによる航空ショーだった。
2、3機が近づいた瞬間、偶然が生むさまざまな表情。風をはらんで膨らんだ翼が眉や鼻、パイロットが瞳といった具合だろうか。
地元スクール「ロールアウト」代表の加藤豪さん(48)によると、この時季、晴天時は地上との温度差で上昇気流が生まれやすく、飛行条件が良いという。
高度1600メートルまで達すると気温は20度以下になるそうだが、下界はうだるような残暑。次はどんな顔が現れるのか待ちながら、気持ちだけは涼しい空中散歩を楽しんだ。(小林良多)









