兵庫県丹波市内の三つの酒造会社が、三宝ダム(同市春日町上三井庄)の管理トンネル内で約半年間貯蔵、熟成させた日本酒が、8日から販売された。昨年に続く2回目の試み。各社がそれぞれ工夫を凝らし、前回から味わいを一新した。
同ダムを管理する丹波県民局が、年間を通して15度に保たれているトンネル内の気温を生かそうと提案。「西山酒造場」(同市市島町中竹田)と「山名酒造」(同市市島町上田)、「鴨庄酒造」(同市市島町上牧)が快諾した。昨年はいずれも完売する人気ぶり。今年は3月25日に蔵入れ、9月中旬から順次蔵出しした。
「日本酒の日」の10月1日にあった商品発表には、3社の代表らが出席。西山酒造場の西山周三社長(49)によると「飲みやすい大きさでの販売要望があった」といい、酒米「Hyogo Sake 85」を使った純米大吟醸720ミリリットル(3千円)に仕上げた。山名酒造は同じ酒米で純米吟醸500ミリリットル(1485円)と、シェリー樽(だる)貯蔵の純米酒500ミリリットル(1870円)に醸した。山名洋一朗社長(32)は「うまく熟成され、昨年を上回る出来栄え」と太鼓判。ひとごこち使用の純米酒720ミリリットル(1300円)を醸造した鴨庄酒造の荻野弘之専務(54)は「熟成しやすい酒米に変更し、しっかりした味わいになった」とアピールした。(谷口夏乃)








