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もの知り投資学

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 これから少額投資非課税制度(NISA)を利用するなら、証券会社や銀行などのどこに口座を開くのか、しっかり考えましょう。NISA口座は証券会社のほか、銀行や郵便局、信用金庫などに設けることもできますが、会社ごとに売買できる商品などが違います。

 NISA口座を銀行や郵便局に開いても株式の売買はできません。また「投資信託による運用を考えているので、銀行でも大丈夫」という人も、取引できる具体的な商品は金融機関ごとに異なるので、注意が必要です。

 さらに取引の際に払う手数料も証券会社や銀行などによって、さまざまです。

 当初は、こうしたことをよく調べないで口座を持っても、開設から4年間は変更できないことになっていたのですが、ことしから毎年、金融機関を変えられるようになりました。

 例えばことしに入って買い付けしていない場合は、9月までに手続きをすれば口座を移せます。その際は、既にある口座の廃止手続きと、新口座の開設手続きを二つの金融機関に対してすることになります。詳細はそれぞれの会社に問い合わせるのがいいでしょう。

 1回でも買い付けがあると、翌年まで金融機関を乗り換えられません。

 今は20歳以上の人しかNISA口座を開設できませんが、2016年には20歳未満の人の名義でも口座をつくれるようになる予定です。子や孫を持つ世代の人たちの預貯金を株式などへの投資に振り向けてもらう狙いで、実際に取引するのはこの世代の人になるでしょう。

 16年1月から口座開設が可能となり、4月から株式などの取引が始められる見通しです。

 非課税枠は年間80万円で、一般的に言って名義人が高校を卒業する直前の1月までは払い出しが制限されます。

 スタートから、わずか1年で大きな変更に動きだしたNISA。研究をすれば新たな魅力を発見できるかもしれません。

2015/3/18
 

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