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宮城の高校生ら被災地支援訴え 神戸で募金活動

2018/12/06 06:10

 東日本大震災の被災地にある宮城県立高校の2年生76人が5日、神戸市中央区、神戸ハーバーランドの地下街「デュオこうべ」で募金活動し、西日本豪雨や北海道地震の被災地などへの支援を呼び掛けた。

 宮城県塩釜高校の生徒は修学旅行で人と防災未来センター(神戸市中央区)や北淡震災記念公園(淡路市)などを訪れ、震災について学びを深めている。

 修学旅行に合わせ、同校と交流があるNPO法人「日本福祉美容協会」(神戸市北区)と募金活動を実施。参加したビジネス科の生徒たちは約3時間、「被災地へ募金お願いします」と大きな声を上げた。東日本大震災からの復興の様子も手書きパネルで伝えた。

 女子生徒(17)=宮城県松島町=は、近くの高台から自分の家が津波にのまれるのを見たという。「大震災で亡くした友人や避難所で過ごした寒い日のことは忘れられない。助けてもらうだけでなく、私たちも手助けできたら」と話した。この日は総額14万6303円が寄せられた。塩釜市を通じ、被災地に届けられる。(貝原加奈)

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