東京五輪・パラリンピックに向けて兵庫県三木市内で事前合宿を行うフランス陸上競技チームを応援する旗を、神和認定こども園(三木市加佐)の園児が作成した。全園児が絵の具やクレヨンを使って自画像や五つの輪を描いた力作で、三木市を通してフランスチームに贈られる。
フランスチームは19日からホストタウンの三木市で合宿を始める。新型コロナウイルスの影響で直接の応援が難しいため、園児がつくった応援旗をプレゼントすることにしたという。
旗は横3・5メートル、縦2メートル。いっぱいに広がる子どもたちの笑顔は、年長組の43人が「フランスチームを応援している自分の姿」を描いた。青や赤、黄などの五輪は、約120人の年中、年少、乳児クラスの園児が手形でつけた。
14日に同園から市に旗が託され、園児が「ゴーゴーフランス」「金メダルを」などとエールを送った。園児(5)は「顔を描くところが楽しかった。(応援の気持ちが)伝わったらいいな」と笑みを浮かべた。
応援旗は19日から練習会場となる県立三木総合防災公園陸上競技場に設置され、パラリンピック終了後にフランスチームが持ち帰る予定という。(長沢伸一)