秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、兵庫県三木市内の小中学生が描いた交通安全ポスターの作品展が市役所みっきいホール(同市上の丸町)で開かれている。特別賞や入賞を含む121点が飾られ、運転手や歩行者、子どもたちに向けて交通事故への注意を呼び掛けている。
ポスター展は交通安全意識向上を目的に企画され、市や同県警三木署などでつくる市交通対策委員会が毎年主催している。今年は小学校998点、中学校727点の応募があり、審査の結果、特別賞12点、入選28点を選んだ。
三木市長賞に輝いた自由が丘中学3年の小林未来さんは、グラスに注がれるビールを背景に女の子の目前に迫るトラックの様子を表現。「少しのがまんで守れた命」と強調した。バツ印の白旗を上げた車とともに「飲んだらのれん」と記したのれんを描いた作品もあり、ユーモアを交えながら規範順守を訴えていた。
ポスター展は30日まで(午前8時半~午後7時)。(篠原拓真)