三木

新たな玄関口で三木の特産アピール 神鉄再建駅舎に観光協会移転、日本酒の販売も計画

2022/05/15 05:30

 3月末に再建された神戸電鉄三木駅舎内に、兵庫県三木市観光協会が移転した。市の情報を発信するモニターや、市産山田錦の日本酒、ゴルフボール、市関連の書籍などを展示。三木の新たな玄関口としてまちの魅力をPRする。(長沢伸一)

 神鉄三木駅の下り駅舎は4年前の火災で焼失。市民から寄せられた寄付金などを使って今春再建された。市は新たな観光窓口としての活用を目指し、市観光協会が中央公民館近くから移転した。

 駅西側1階に事務所が入り、広さは約60平方メートル。床は木製フローリングで温かみを演出する。50インチのモニターでは、三木市の観光資源「金物」「ゴルフ」「山田錦」の動画が流れる。高さ約2・4メートルの木棚には、山田錦を使った日本酒やお菓子、ゴルフボール、肥後守(ひごのかみ)などが飾られ、市の魅力に触れられる。書籍やペンダントなどの販売も行う。

 今月12日から同駅内での業務を開始。最初に利用した男性(51)は「駅前にできたので分かりやすい。市内に行けてない名所がたくさんあるので、立ち寄りたい」と話していた。市観光協会の神木徹事務局長(65)は「三木にはまだまだ知られていないコンテンツがある。アピールして観光客を呼び込みたい」と力を込める。

 6月からは「秀吉本陣」の御城印販売や市のマンホールカードの無料配布をする予定。今後、日本酒の販売も始める計画という。

 午前9時~午後5時。火曜休み。同協会TEL0794・83・8400

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