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兵庫県教委が入る県庁3号館=神戸市中央区
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兵庫県教委が入る県庁3号館=神戸市中央区
県立高校の統合実施計画について報告された兵庫県教育委員会=14日午後、兵庫県庁3号館(撮影・長嶺麻子)
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県立高校の統合実施計画について報告された兵庫県教育委員会=14日午後、兵庫県庁3号館(撮影・長嶺麻子)
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 兵庫県教育委員会は14日、全日制の県立高校125校のうち、2025年度に統合する14校の校名を発表した。3月に発表した再編計画では同年度に16校を対象としていたが、中播磨地域の2校は姫路市立高校3校の再編計画を踏まえるため、26年度以降の統合を視野に検討を継続するという。6校に統合される対象14校では今後、県教委や校長、地元市町教委などで統合検討委員会を設け、新校の場所や引き継ぐべき伝統・特色などを協議する。

 地域別の対象校と統合の組み合わせは、神戸市北区(第1学区)=神戸北、神戸甲北▽同市西区(同)=伊川谷、伊川谷北▽西宮市(第2学区)=西宮北、西宮甲山▽三木市(第3学区)=三木北、三木東、吉川▽姫路市南部(第4学区)=姫路南、網干、家島▽同市北部・福崎町(同)=福崎、夢前

 神戸甲北と三木東は総合学科、それ以外は普通科の高校。大半が1970~80年代の生徒急増期に新設したか、分校から独立した学校だが、姫路南や福崎など前身校の開設が大正期にさかのぼる伝統校も含まれる。1学年のクラス数は、6学級の伊川谷北以外は1~5学級で、県教委が普通科・総合学科で望ましい規模とする6~8学級を下回っている。

 統合理由としては、周辺地域で今後の人口減少が見込まれることや、学校間の距離が数キロ圏内にあることなどが挙げられた。また三木市内の3校統合に伴い、第3学区の同市と第2学区の三田市を25年度から「隣接区域」とし、両市内の高校に互いに進学できるようにする。

 統合検討委は今年12月末までに基本計画をまとめ、新校の想定設置場所や教育活動の特色などを決定。23年12月までに実施計画として学校名や学科・類型などをまとめる。24年度には校歌や制服などの詳細を固め、入試で25年度の第1期生を受け入れる。

 進学を検討していた中学生にはオープンスクールなどで説明する。24年度までは統合前の高校に入学できる。(古根川淳也)

【県立高校教育改革第3次実施計画】兵庫県内125の全日制県立高校のうち、28校を統合して13校に再編する。背景には約30年前より生徒数が半減した一方、学校数はほぼ同じで、小規模校が増加していることがある。2025年度は16校を7校に再編する予定だったが、うち2校は検討を継続することになった。28年度は12校を6校に再編予定で、対象校はその3年前に公表される。

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