サッカー女子プロ、WEリーグのINAC神戸は29日、神戸市東灘区の神戸レディースフットボールセンターで練習を公開した。スペインのアラマCFエルポソから新加入した元日本代表MF後藤三知は「点に絡むプレーを見せ、1点でも多く取る」と意気込んだ。
後藤は5月末までスペインで4年半プレーし、6月に帰国。この日チーム練習に本格的に合流し「代表組がいない中でも、狙いを持っていてハードだった」と振り返った。前線ならどこでもプレーできる万能型。「PKは右で蹴る」というものの元々は左利きで、ミニゲームでは左右両足で決定機を演出した。
なでしこリーグの浦和(現三菱重工浦和)に所属していた2014年にMVPを獲得した30歳の実力者は「1日1日の積み重ねが初代チャンピオンにつながる」と9月の開幕を見据えた。(尾藤央一)