全国高校駅伝は26日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着するコースで行われる。兵庫の男子は優勝8度を誇る名門・西脇工が2年ぶり32度目の出場を果たす。
西脇工では歴代のエースたちが「走ってみせます13分台」と記された赤い鉢巻きを腰に巻いて大舞台のレースに臨んできた。今季のトラック5000メートルでは長嶋幸宝(2年)が13分46秒21、寺本京介(3年)が13分57秒61をマークし、西脇工としては初めて同じシーズンに2人の13分台ランナーが誕生。長嶋は県大会1区(10キロ)で「走ってみせます28分台」の赤い鉢巻きを腰に巻いて29分13秒(2位)で走破した。
全国高校駅伝における兵庫勢の1区歴代最高タイムは昨年、須磨学園の喜多村慧がマークした29分18秒(8位)。都大路で再び1区を担う長嶋には兵庫勢初の28分台突入に期待がかかる。
一方、3区(8・1075キロ)で23分台をマークした兵庫勢は2009年の志方文典(西脇工3年=23分34秒)と04年の永井大隆(西脇工3年=23分52秒)の2人だけ。今回、3区を走る寺本には兵庫勢3人目の23分台なるかに注目が集まる。
(大原篤也)
トラック5000メートルで13分台をマークした兵庫の高校生は次の通り。
①北村 聡(西脇工②)
13分45秒86(2002年)
②長嶋幸宝(西脇工②)
13分46秒21(2021年)
③西池和人(須磨学園③)
13分54秒33(2010年)
④三浦拓朗(西脇工③)
13分57秒04(2017年)
⑤寺本京介(西脇工③)
13分57秒61(2021年)
⑥広内 颯(須磨学園③)
13分57秒86(2021年)
⑦加藤 淳(西脇工③)
13分59秒03(2016年)
⑧新庄翔太(西脇工③)
13分59秒61(2010年)