記事特集

「共助」の大切さ発信 竹灯籠に文字入れ 神戸

2015/01/07 14:02

 阪神・淡路大震災から20年となる17日の追悼行事に向け、ボランティア団体「神戸・市民交流会」が7日、神戸市灘区の摩耶埠頭公園で竹灯籠に文字を書き入れた。

 竹灯籠は、神戸・三宮の東遊園地で開かれる「阪神・淡路大震災1・17のつどい」で、「1・17」「3・11」の形に並べられる。同会は2001年からその一部に、犠牲者への追悼を込め、メッセージを筆で書き入れる。

 この日は書道家のボランティアら6人が、約80本に「祈り」「絆」などを記した。震災20年を迎え、初めて「共助」というメッセージも加えられた。

 「20年間の復興で大切だったのは、人と人との助け合い、ほかの被災地とのつながりだった」と同会事務局長の山川泰宏さん(76)。「多くの人に、共に助け合う地域、社会を訴えたい」と話した。

(高田康夫)

続きを見る

あわせて読みたい

記事特集

もっと見る 記事特集 一覧へ

特集