兵庫県姫路市は19日、感染力の強いはしかの患者1人を市内で確認したと発表した。
市保健所によると、患者は市内の40代男性。7日朝にベトナムから帰国し、JR関西空港駅から特急や新幹線、普通列車を乗り継いでJRはりま勝原駅で降車した。8日に発熱し、10日に市内の医療機関を受診。17日に感染が分かった。
同保健所は、男性が乗った交通機関を同時期に利用し、発熱や発疹の症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼びかけている。
市内では9日以降、3人の感染を確認。姫路で患者が出たのは2019年以来という。同保健所は、患者が不特定多数と接触した可能性がある場合のみ公表している。(真鍋 愛)