駅に近い住宅街で車両同士の「右直事故」が相次いでいる場所があります。尼崎市武庫之荘3の武庫之荘3丁目交差点です。東西に延びる県道に対し、二つの市道が斜めに交わる変則5差路になっています。構造的に東行き車線から右折しやすいとみられ、右直事故の多さにつながっている可能性があります。

■武庫之荘3丁目交差点(尼崎市武庫之荘3ー1-1付近)

駅にも近く、歩行者や自転車の往来も多い交差点=尼崎市武庫之荘3

<道路の特徴>

 東西に延びる県道「西宮豊中線」と阪急武庫之荘駅につながる市道、北行き一方通行の市道などが交わる変則5差路になっている。それぞれ片側1車線で、南側の二つの市道は十字路手前で交わっている。横断歩道は4カ所あり、県道には自転車通行帯がある。南西角には建物がそばにあり、北進左折する車両からは歩行者らが見えにくい。

<事故の傾向>

 2021年から25年までの5年間で10件の人身事故があった(尼崎北署調べ)。1人が重傷を負い、そのほかは軽傷だった。東行き車線から武庫之荘駅に向かう市道に右折しようとした車と、西行きのバイクなどがぶつかる右直事故が4件あった。右折した先の横断歩道で歩行者や自転車が衝突するケースも2件あった。

変則5差路で、車両同士の右直事故が目立つ=尼崎市武庫之荘3

<チェック>

 県道を東進中の車両が、武庫之荘駅方面に右折しようとして対向車と衝突する事故が相次いでいる。駅方面に向かう市道は、東西の県道に対して斜めに接続しており、スピードを落とさなくても右折しやすいことから、対向車両との事故につながっているとみられる。車体が小さなバイクは距離感がつかみづらく、対向車線で見かけたら注意して運転してもらいたい。