カメラマン沢田教一(1936~70年)が撮影した「安全への逃避」は、4月末に終戦50年を迎えたベトナム戦争を象徴する写真として知られる。中部ビンディン省ロクチュアン村で、恐怖や不安を顔に浮かべた兄妹が必死の形相の母親と川を渡る様子を捉えた。被写体の兄妹は「多くの命が失われる戦争の悲劇を忘れてはいけない」とし、次世代に写真を見てもらい平和の尊さを感じてほしいと訴える。(共同通信ハノイ支局 松下圭吾)
カメラマン沢田教一(1936~70年)が撮影した「安全への逃避」は、4月末に終戦50年を迎えたベトナム戦争を象徴する写真として知られる。中部ビンディン省ロクチュアン村で、恐怖や不安を顔に浮かべた兄妹が必死の形相の母親と川を渡る様子を捉えた。被写体の兄妹は「多くの命が失われる戦争の悲劇を忘れてはいけない」とし、次世代に写真を見てもらい平和の尊さを感じてほしいと訴える。(共同通信ハノイ支局 松下圭吾)