地方選挙
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 任期満了に伴う兵庫県佐用町長選(10月21日告示、同26日投開票)に、同町議の大村隼氏(41)が無所属で立候補する意向を固めたことが5日、分かった。大村氏は取材に対し「スピード感を持って人口減対策を進める」と述べた。同町長選で、立候補の動きが明らかになるのは初めて。

 大村氏は大阪府守口市出身で、同志社大工学部卒。IT企業勤務を経て、競技ダンスのプロとして活動し、2019年に同町へ移住した。22年の同町議選では、合併後最年少となる38歳で初当選し、現在1期目。

 大村氏は「ICT(情報通信技術)を活用し、関係・交流人口を増やす」と強調。町の魅力に関する発信力強化、商工業の後継者確保、農林業の獣害防止などに取り組む考えを示した。

 同町長選で、現職の庵逧典章氏(75)は6選への態度を明らかにしていない。(佐藤健介)