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女子大生目線の尼崎城観光マップ コスプレ動画も

2020/12/10 05:30

 昨年オープンした尼崎城(兵庫県尼崎市北城内)かいわいの散策を楽しんでもらおうと、武庫川女子大の学生が観光マップ「AMAJOY」(アマジョイ)を製作した。若者をターゲットに、女子大生の目線で尼崎の魅力を紹介。ウェブも活用し、学生による「食レポ」や、城で忍者やお姫様のコスプレを楽しむ動画などを配信している。(大田将之)

 尼崎城周辺に若年層を呼び込もうと、あまがさき観光局が同大学に協力を持ち掛け、昨年10月に製作が始まった。映像編集を学ぶ丸山健夫教授ゼミの学生10人が取材、撮影、記事の執筆、デザインなどを手掛けた。

 マップは、A5判8ページで、あまがさき観光案内所や尼崎城などで手に入る。学生が自ら町を歩いて散策コースを考案。阪神尼崎駅から出発し、阪神電鉄旧尼崎発電所の赤レンガ建築や尼崎城、世界の貯金箱博物館、寺町などを巡る。

 新型コロナウイルス禍の影響で、掲載予定だった店舗が閉業したり、授業がリモートになったりと想定外の事態もあったが、メンバーは自宅での時間を有効活用し、ウェブ上の動画コンテンツなどに力を入れた。マップにあるQRコードを読み込むと、散策コースや飲食店紹介などの各種動画を見ることができる。

 尼崎城の楽しみ方を紹介し、肉料理店では、チキン南蛮の食レポを披露。1945年創業の喫茶店では、オムライスなどのおすすめメニューに加え、無線LAN環境が整っていることなどの詳細情報も添える。同ゼミのインスタグラムには「映えスポット」の写真が掲載されている。

 同ゼミの大谷彩奈さん(20)、柳田眞奈子さん(21)、仲田真子さん(21)、中村穂実さん(21)の4人は「取材を快く受けてもらい、町の人たちの気さくな人柄が伝わってきた」と振り返り「若い人でも楽しめる場所がたくさんあって、尼崎のイメージが変わった。密を避けながら、マップを手に散策してほしい」とPRする。あまがさき観光局TEL06・6409・4946

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