「首地蔵」。兵庫県宝塚市小浜の住宅街に看板を見つけた。石段を上って首筋がゾクッ。頭だけの地蔵2体がこちらを見ている。
高さは共に1・3メートルと、かなりでかい。地蔵どころか、大仏の大きさ。首から上の治癒や合格祈願にご利益があるそうだ。
右の地蔵は「洪水で流れてきた」などと諸説あり、室町時代の文書にも、全国から参拝者あり-と記される。左は1977(昭和52)年に住民らが作ったものらしい。
東大寺によると奈良の大仏は5頭身の設計で、もし立ち上がれば約25メートルになるようだ。ということは、この地蔵に首の下があれば7メートルほどか、と考えたら叱られた気がした。宝塚だけに、歌劇トップスター並みに9頭身ですか。えぇっと…12メートル。
妄想癖、治りますか?(村上貴浩)