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採火式に向けて火おこしに奮闘する参加者=ベイコム総合体育館
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採火式に向けて火おこしに奮闘する参加者=ベイコム総合体育館
ろうそくの火が移されたランタン=宝塚市立スポーツセンター
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ろうそくの火が移されたランタン=宝塚市立スポーツセンター

 東京パラリンピックに向けた兵庫県尼崎、宝塚市の採火式が15日にあった。尼崎はベイコム総合体育館(尼崎市西長洲町1)で住民らの火おこしイベントを開き、宝塚は市立スポーツセンター(宝塚市小浜1)で市花のダリアの花が埋め込まれたろうそくに火をともして、それぞれランタンに移した。(西尾和高、浮田志保)

 尼崎市では地域の親子連れ約50人が10グループに分かれ、火きり弓を上下に動かして火きり板の摩擦熱で火をおこした。停滞前線の影響で湿度が高い中でも、2グループが成功した。

 それを社会人車いすバスケットボールチーム「伊丹スーパーフェニックス」の選手ら3人がランタンに移した。火をおこした女児(8)は「初めてで大変だったけど、達成感がある」とほほ笑んだ。

 また、体育館では車いすバスケットボールの体験会もあり、伊丹スーパーフェニックスの選手らと共に車いすに乗ってのおにごっこなどを楽しんだ。

 宝塚市では障害者団体の関係者ら約30人が集まる中、山崎晴恵市長ら7人が市北部・西谷地区で伐採したまき木の火を使い、西谷地区の特産で市花のダリアを埋め込んだろうそくにともした。式終了後、ろうそく1本の火が「人と人をつなぐ宝の火」としてランタンへ移された。

 宝塚障害スポーツクラブ・ボッチャ部の山崎宗晴さん(57)=同市=は「コロナ禍で暗いムードが社会に漂っているので、選手たちが奮闘し、勇気を与えてくれる大会になってほしいとの思いで採火した」と話した。

 県内の各自治体がともした火は16日に神戸市内で集められ、「兵庫県の火」として20日に東京へ運ばれる。

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