兵庫県芦屋市のNPO法人「芦屋ワールドピース倶楽部」が、劇や歌、ダンスなどを楽しむチャリティーフェスティバル「芦屋輝き物語」を19日、ルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホール(同市業平町)で開く。同市ゆかりの文豪・谷崎潤一郎(1886~1965年)の代表作「細雪」を題材に、地域の歩みを振り返りつつ多彩なステージを展開する。(中島摩子)
同法人(中村のり子理事長)は阪神間に暮らす50~90代の約60人がメンバー。2012年に発足し、文化活動を通じて、青少年育成や福祉の充実などに取り組んできた。20年に芦屋市が市制施行80周年を迎えたことを記念し、今回のフェスを企画した。
当日はスクリーンに同市の風景を映し、同市で育った音楽家・貴志康一(1909~37年)の曲を演奏するほか、メンバーによる合唱や書道パフォーマンスなどで盛り上げる。
中村理事長は「新型コロナウイルス禍でつらいこともあったが、みんなで頑張ってきた。ステージから元気を発信したい」と話している。
午後1時半開演。入場料2千円。小学生以下無料。同倶楽部TEL0797・31・8566