昨年10月にオープンしたこうべ動物共生センター(神戸市北区しあわせの村)で、保護猫の「みお」が同センター長に就任し、写真共有アプリ「インスタグラム(インスタ)」のアカウントを開設した。インスタでは、譲渡予定の犬猫などの情報を発信している。
みおは生後9カ月の雑種の雌で、昨年4月、北区内で車のボンネットに入り込んでいるところを保護された。まだトイレがうまくできず、訓練に半年~1年ほどかかる見込みだが、人懐こい性格で、譲渡されるまでの間「センター長」に就任。市健康局から「センターでの勤務に当たり、おいしいキャットフードを支給します」と書かれた委嘱状が交付された。
センター長の執務として、訪れた見学客にすり寄って愛嬌(あいきょう)を振りまくほか、インスタで譲渡予定の犬猫やセンターの業務などを紹介。キャットフードを毎日用意してくれる市獣医師会のスタッフを取り上げた日には、「最近、『みおは太りすぎ!』って言われてて、今はダイエット中なんだにゃ…」とコメントした。
昨年12月にアカウントを開設し、27日時点のフォロワー数は275人。インスタで「こうべ動物共生センター」と検索する。(長谷部崇)