旧暦の8月15日(十五夜)に月をめで、収穫を祝う中国の伝統行事「中秋節」が10、11日、神戸市中央区の南京町で開かれる。新型コロナウイルスの影響でオンライン配信が続いた獅子舞などのステージが3年ぶりに復活する。また、催しに合わせて本格的な中華を食べてもらおうと、コンビニ大手のローソンはオリジナル商品を発売している。
南京町商店街振興組合が開き、25回目。今年は9月10日が中秋に当たる。
ステージは、両日とも午前10時半から午後6時半ごろまで。獅子舞や太極拳、歌などの中国伝統芸能が披露される。
南京町商店街では、中秋節に欠かせない菓子「月餅(げっぺい)」(600~900円)を5店舗で限定販売。同振興組合加盟店で使える金券が当たる抽選会もある。同振興組合の曹英生理事長(65)は「おいしい食べ物と迫力あるステージを楽しんで」と呼びかけている。
ローソンでは、近畿2府4県の約2500店舗(7月末時点)で、南京町のシェフが監修したオリジナル商品6点を発売している。中華あんたっぷり天津飯(税込み513円)▽担々麺(同559円)▽エッグタルトパイ(同149円)-などが味わえる。
中秋節の詳細は南京町の公式サイトで。(名倉あかり)