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イスズベーカリーで発売中のコラボパン(神戸市提供)
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イスズベーカリーで発売中のコラボパン(神戸市提供)

 子どもの虐待防止を目指す「オレンジリボン運動」と、DV(ドメスティックバイオレンス)など女性への暴力の根絶を訴える「パープルリボン運動」との同時啓発を、神戸市が展開している。神戸マラソンやパン店と初めてコラボレーションし、幅広い層に周知を図る。

 2021年度に市こども家庭センター(児童相談所)へ寄せられた児童虐待の相談件数は2934件で、集計開始以来、最も多かった。子どもの前で激しい夫婦げんかをする「面前DV」の通報も増加傾向にあるという。

 今回は神戸の人気パン店「イスズベーカリー」が協力し、二つの運動のリボンマークをかたどったパンを作った。オレンジはカボチャ、紫はムラサキイモで表現。30日まで市内の店舗で、2個セット194円で販売している。

 20日に開催される神戸マラソンでもアピールする。参加者が検温を完了した証明として、オレンジと紫色のリストバンドを用意。バンドには運動について紹介する市のサイトへつながるQRコードが記載される。

 ほかに、神戸市中央区・メリケンパークにあるモニュメント「BE KOBE」やモザイク大観覧車などのライトアップも予定する。

 市家庭支援課の担当者は「『それって虐待、DVじゃない?』と一人でも多くの市民が気づいて、相談機関へつながるよう関心を高めたい」とダブル啓発の効果を期待する。(名倉あかり)

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