おせち料理に使われる焼きアナゴの調理と出荷作業が、兵庫県高砂市高砂町北本町の老舗「下村商店」で最盛期を迎えている。店頭で早朝から焼き上げられ、周囲には香ばしい匂いが漂う。
東播一帯では古くから、おせち料理や巻きずし、茶わん蒸しなどに使われてきた。同店は1905(明治38)年から販売する。
調理は午前4時に始まる。職人が腹を開いて2匹ずつまとめて串を刺す。店頭の焼き場で、しょうゆをつけて両面をじっくり焼き上げる。仕上げに、酒やみりんなどで作ったタレにくぐらせると、アナゴの脂がまざって独特のうま味が引き出されるという。
4代目の下村晋平さん(64)は「おいしいアナゴを食べてコロナに打ち勝ってほしい」と話す。1串1643円。31日まで営業し、年始は1月6日から。同店TEL079・442・0124
(笠原次郎)









